ヌメ革とコードバンを使った高級感のあるミニマルな三つ折り財布「PRESSo Noir」
最近は小さいお財布が増えつつある。その理由としてミニマリズムという考え方が広がっているからであると思う。ちなみにミニマリズムとは、完成度を追求するために必要最小限に省略すること。ミニマリズムをこよなく愛し、崇拝する人々が主にミニマリスト呼ばれる人たちである。そんなミニマリストはお財布も最小限にしたいと考えている。
そんなミニマリストたちが好むお財布が、小さいお財布。そしてその中でも主流なのが三つ折り財布。三つ折り財布は、サイズ感はかなりコンパクトで、女性が持っていても違和感がないほどです。女性だけでなく、男性にもおすすめしたいのがこれ、PRESSo Noirシリーズ。
この商品(PRESSo Noir)について簡単に述べてしまうと、見た目はブラックで上品さを混ぜ合わせた高級な名刺入れのよう。そして、手の平サイズというお財布にしてはコンパクトすぎる商品。
というわけで、今回はミニマルでコンパクト好きな人にお勧めしたいお財布を紹介したいと思います。
PRESSo Noir コードバン
PRESSoは以前紹介したCHIPと同じ会社のDripから販売されている製品で、熟成レザーという革を使った革小物を中心に販売しています。個人的にこの熟成レザーの経年変化が好きですが、どれも品質が高く満足のいくものが多いです。
今回はそんな革小物の中で、今(令和)だからこそ持つべき財布選びました。それがPRESSo Noirシリーズの中のコードバンモデルです。PRESSo Noirシリーズは普通のPRESSoシリーズとは異なって、高級な革が使用されています。
PRESSo Noirの種類としては、象革を使ったエレファントモデル(写真右)、光沢のあるブライドルレザーを使ったブライドルレザーモデル(写真真ん中)、ヌメ革とコードバンを使ったコードバンモデル(写真左)の3種類があります。それぞれ魅力的な部分はありますが、そんな中で栽培(筆者)が一番惹かれたのがコードバンモデルでした。
コードバンに惹かれたわけは、何よりツートーンカラーというのが個人的には大きいです。外は黒なのでクールな感じを演出してくれており、中はちょっとナチュラルなカジュアルさを彷彿とさせる雰囲気。この全く違う2色が一つのお財布で完成されているのが、どことなくセンスを感じました笑。
見た目からは想像できないほどの収納力
名刺サイズだと、そんなに収納力ないんじゃないの?
そう思う方がいるかもしれませんが、実際のところをお話すると、意外と入るというのが結論です。
カードを入れるための収納ポケットは、左、中、右と3つあります。
最終的にカードはそれぞれに3枚ずつ入れ、計6枚まで入れることができます。しかし、経年変化を重ねてからでないとお財布がしっかりと閉じないため、最初の方は3枚程度(それぞれ1枚ずつ)で様子を見るのが普通です。経年変化を重ねると段々と革が柔らかくなって革が伸び、最初はきつきつだったスペースにすんなり6枚入るようになります。
続いてお札収納部分について見ていきましょう。お札は現時点でもかなり使う場面があるので、取り出しやすく収納しやすいのが理想です。
このお財布のお札の収納に関しては、右側にお札を挟む箇所があります。ここにお財布を三つ折りして収納するわけですが、お札は5枚程度が限度かと個人的に思います。なぜなら、お札を入れ過ぎてしまうと、カードの入れ過ぎと同様にお財布が閉じなくなるからです。スタイリッシュなお財布を購入したにも関わらず、見た目が不格好では買った意味がありませんよね笑。
お札の出し入れしやすさについては、正直面倒くさいというのが正直な感想です。なぜかというと、しまうときには三つ折りしないと収納できず、取り出すときはお札を広げてお金を渡すという今までに経験したことがないような動作が必要になるからです。(キャッシュレスの方には関係のない話ですが…。)栽培(筆者)はあまり現金でお支払いをしないので、お札の出し入れはあまりしていませんが、現金もそこそこ支払いで使うよ!っていう方には少し煩わしさを感じるかもしれません。
今述べたように、このお財布の注意点としてお財布を三つ折りにしないと収納できないという点が少し気になります。三つ折りに慣れていない方は最初の方は手こずるかもしれません。しかしこのお財布を購入する大半の方はキャッシュレスメインの方が多いと思うので、現金をあまり使わない人にとってはそこまで問題ないと思います。
お財布で忘れてはいけない部分が、小銭収納。どうしても現金でしか支払いできない場面で、小銭はお釣りを少なくする優秀なツールの一つです。しかし、大量に持ち運ぶ必要は個人的にないと考えています。なぜなら厳選して持ち歩くことで、最低限の小銭でお釣りを少なくできるからです。
やはり、急激にキャッシュレス化が進んできていると言っても、全てのお店がキャッシュレスに対応していないため、小銭は持ち歩く必要があります。ちなみに栽培(筆者)が今まで使ってきた歴代のお財布には必ずと言ってもいいほど小銭入れは付いていました。コンビニやスーパーマーケットなどのお店では電子決済やバーコード決済で支払えるのでいいのですが、ラーメン屋さんなどの個人経営の飲食店や服屋さんでは現金のみのところがあるので、なんだかんだ現金は持ち歩く必要があります。
今回のお財布での小銭収納スペースは中央部分にあり、小銭が5枚ほど入ります。(正直10枚以上はきついです…。)ここの小銭スペースに関しては、おまけというイメージで考えてください。なぜなら幅(厚み)がないので、そもそもあまり入らないのと小銭を入れ過ぎるとかなり取り出しにくくなるからです。
補足として、小銭以外でも鍵の収納として使うのも個人的にはありだと思います。鍵をキーケースに入れて持ち歩くのもいいですが、普段から持ち歩くお財布の中に入れておくのも便利だと思います。また、上の写真を見てのとおり、日光に当たる部分と当たらない部分で経年変化が見られるのも、気に入っていルポイントの一つです。
sコードバンとヌメ革が魅力的
遠くから見ても光が外側の革に反射して、贅沢に使われているコードバンが輝いて見えます。購入前までは、こんなにも革の光沢が見られるとは思ってもいませんでした笑。
コードバンは馬のお尻の革を使っているため、かなり貴重な革でありながら、光沢が段々と出てきます。使えば使うほどに光沢が出て来るため、ずっと使い続けたくなる革です。実物で見てもかなりの光沢ですが写真で見てもその光沢感は伝わると思います。
外側はコードバンですが、内側にはヌメ革が使われているので、内側も見てみましょう。
ヌメ革といえば、肌色のような白っぽい薄い色をしているのが特徴的ですが、今ではもう経年変化で茶色く変化しています。ヌメ革はエイジングしやすい革なので、革の経年変化を楽しみたいという方にこのお財布はお勧めです。
しかしそんなヌメ側にも注意点があります。それは、汚れや傷がついてしまうと目立ってしまう点です。このお財布を購入した際には、丁寧に扱うように心がける必要があります。
このお財布の惜しいところ
ここまで小さいけど意外と収納力があることや、コードバンとヌメ革という異色だけど最高の組み合わせであることなど、PRESSo Noirコードバンモデルの良い点だけを述べてきました。
しかし、いいとこだけの商品はありません。少し惜しい点というのがどの製品にも多少はあります。ちなみに、今回のPRESSo Noirコードバンモデルで惜しい点としては、小銭収納のスペースが狭過ぎることとお札を三つ折りにしないと収納できない点の2点です。どちらも現金支払いに関することですが、前述したように全てのお店がキャッシュレスに対応しているわけではないので、今現在(2021/6/8)だと小銭やお札を使う場面が多少なりともあります。
また、購入当初はカードを3枚しか入れられないというのも少し惜しい点でした。栽培(筆者)の場合はカードを4枚持ち歩くことが多いので、最初から無理やり4枚入れて使っていました笑。
sノーマルPRESSoもおすすめ
今回はPRESSo Noirという高級な革を使用したモデルを紹介しましたが、熟成レザーを使用したノーマルのPRESSoもかなり使いやすいです。一時期ノーマルのものを使っていましたが、使っていくうちに熟成レザー特有の経年変化が見られました。ちなみにPRESSoとPRESSo Noirでは革の素材に違いがあるため、値段や経年変化が異なります。
この記事でPRESSo Noirに興味を持った方は是非普通のPRESSoも見てみてください。カラーは3種類あり、素材はすべて熟成レザーを使用しています。また、このノーマルPRESSoにしかない良さも見つかると思います。
レビュー動画もあります
最後に
というわけで、今回はDripから販売されているキャッシュレス時代の理想の財布「PRESSo Noir」という高級感ありのミニマル三つ折り財布を紹介しました。栽培(筆者)は今まで二つ折り財布を使っていたので、多少の違和感は感じましたが、使っていくうちに三つ折り財布にも慣れていきました。
Dripという会社はやはり革にこだわった製品が多いので、革質や見た目のクールさは申し分ないです。価格は25000円と少し学生には手を出しづらい価格ではありますが、使っていくうちにその価値がわかると思うので、是非手にとって見てください。
このブログでは、主に僕(栽培)が気になっているモノ・ことを投稿する場にしようと思っています。少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。次回の投稿もお楽しみに。